2025年10月02日

10月に入り、やっと秋らしくなりました

曼珠沙華は季節を違えず、すっくすっくと伸び見事に群生しています。

赤白曼珠沙華.jpg

写真は近江今津の琵琶湖岸の曼珠沙華です。湖の向こうに竹生島が小さく見えて、その向こうに伊吹山が見えます。

竹生島.jpg

最近の鳰の子句会の句をいくつかご紹介します。

曼珠沙華沸きうぶすなの衰ふる 柴田多鶴子
勢ひは茎にこそあり曼珠沙華 柴田多鶴子
昇降機の灯り上下す秋の暮 登
止む風にまだ揺れてをる萩の花 泰子
鋏にも七癖のあり残る虫 くに男
秋彼岸上座に供ふ兄の膳 輝子
線香の煙の流れ法師蝉 康志
揺れ合うて玉章色の見えそむる 壯夫
長き影戸口に差して良夜かな 悠紀
鶏鳴を久しく聞かず若冲忌 勲
二階へと立てる聞き耳秋灯下 正樹
梨豊水あばたをむいて甘きかな 百合子
身にしむや浄瑠璃語り聞きし夜 恵子


第64回俳人協会全国俳句大会選者特選おめでとう

片山由美子先生特選
シクラメン窓辺明るき保健室 長野順子

高田正子先生特選
もしもしの後は春風糸電話 師岡洋子

入選者は多数でした。


posted by 鳰の子俳句会 at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | 更新情報をチェックする
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