2025年04月07日

春の句紹介

大阪関西万博ももうすぐ開幕します。
桜の名所もにぎわっています。
みなさんいかがお過ごしですか?

鳰の子のみなさんの春の句を紹介します。

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蜃気楼消えゆくために立ち上がる 柴田多鶴子
姉が来て八十八夜のレモンティ 松本美佐子
早鉦に鵺の首飛ぶ壬生狂言 永野壽一
嬰粟坊主揺れて居らねば寂しいか 駒木敏
デパートのランチの小旗昭和の日 政元京治
切りたての髪匂やかに街朧 田村由紀子
帯直し合ふ春日さす控室 島田由加
鴨帰る振り向きもせず鳴きもせず 太田健嗣
風あれば風のかたちに雪柳 山口登
合否告ぐ数秒の黙冴返る 中井留美子
薬師寺に二つある塔松の芯 長谷川輝子


posted by 鳰の子俳句会 at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 鳰の子誌より | 更新情報をチェックする
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